臨時休校を受けての個人塾経営者の覚書1

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こんなときだから、普段できないことをやる

それでも、ある程度のことが終われば時間が空くもの。だから、ずっと書きたくても書けなかった昨年の出雲旅のことをブログで書く。そう、不思議な出来事の件だ。ついでに、cocoonのカスタマイズもしてみる。simplicity 2よりもえらく使いやすい。こんなことなら、もっと早くから改装すればよかった!

まだ、よくわからないところが多くて、解説サイトを2窓しつつ何とかやっていく。そうそう、次のページというのがどうやればいよいのか、全然わからなかったけれども、そっかー。このマークを押せばいいんだーレベルだけれども。

大体、2日出社して1日休みのリズムでこの期間を楽しむ。

そうそう。

保護者達は全員無事にラインの登録ができました。塾用ルームに招待し終わり、「英語の1P学習」を利用した学年のまとめのやり方をPDFで見てもらう。これは、このブログ上にもアップした内容に+㌁したものです。

【英語】1P学習ってどうしてる?
日々の1P学習を上手に長文読解に利用する学習法

よかった、無事にPDFが送れるとわかりました。これからは授業料の案内なども全部、これで送ることにしよう。そうしよう。ただし、PDFが見られるのには期限がある。そこだけ注意すればいい。

また、郵送した通信にも掲載したけれど、オンライン授業が登録無用で無料というe-boardや、ラインのオンライン授業を紹介しました。

そうしたら、親たちが自分の子供を招待し始めましたね。面白い現象です。

途中、確定申告をしに青色申告会に出かけたり、その準備をしたり、と意外と忙しい日々。

そして、3/13(金)。高校入試合格発表日

今年の合格発表は、在宅で中学の担任教師からの電話連絡まちということになりました。

うちの子たちは無事に全員合格しましたが、例年、合格の喜びに沸く塾の姿を見せてきたのに、今年はそれがなく、電話で報告。

なんというか、「春」の風物詩だったのが欠けて非常に色あせたというか、淡々とした、というか。こんなところにも一斉休校の弊害が出ています。

だって、これは塾側としたら、喜びに沸く合格者の図はよい広告なんですよね。また、○○高校合格!なんていう貼りだしも、通学路沿いにあるうちの塾ではお金がかからない効果てきめんの広告なのに、通学路なんてだれも歩いてないから話題にもならない。そう、通学路が通学路としてしか使用されていないのです。

今回、塾業界としては「新年度」の募集だったり、春期講座やって生徒を集めるという従来の手法が取れない。集団授業はできず、対面型も嫌がられている。伸びたのはオンラインの通信講座だ。

以前、私は「学習塾に未来はあるのか」という記事を書いた。あの時点(2019年5月)で早ければ2年、遅くても5年以内に従来の学習塾は軒並みつぶれると書いたが、どうやら、もっと早い段階でそうなりそうだ。

学習塾生き残り術としてのAI活用
学習塾に未来はあるか【最終】 「学習塾に未来はあるか④」で述べたように、スクーリング型の学習塾の未来...

授業再開(3/15~)から一週間

ノー勉強の子供たち

残り15日間で、1ヶ月分の授業時間数を確保するために、特別に組み直した日程でいよいよ授業再開です。1回の授業時間数をほんの少し長くして、通塾回数を減らしました。開始時刻は全て18:30に統一。

あれ、午前中から始めないの?春の講座は?

と訝しむ方もいるかもしれませんが、お便りを出した3/2の時点では、春休み中に学校で補習が入るかもしれないという話も出ていたんですよね。だから、もう、春期の講座なんてのもスッパリ辞めて、通常生だけで考えたのです。(3/20現在、春休み中の学校はありませんとのこと)

初日は日曜日から。ラインで、今日の授業に来る人~?って聞くと、わずか10分以内に次々返信が来ました。すごいな。SNSを活用しない手はないね。返信があったのは出席者の半数ほどです。

きっと、これはスマホ勢。残りは保護者が丸っと無視か、スマイルゼミタブレット勢であろうな、と推測。結果、保護者が無視したおうちの子たちは、あとで、直接ラインに招待しました。

わかったのは、塾生の7割が個人のスマホを所持していること、2割がスマゼミタブレットを利用したオンライン接続派。残りの1割は、親の方針でオンライン接続を許されない派である、ということです。

あれ?オンライン授業とか紹介したのに見ないの?

全員、見ていませんでした。スマホ、タブレット関係なく。紹介したオンライン授業を見たのは新入塾生たちのみ。何なんだよ。君らは一体、休校中何をしてたのさ~。まさか、学校の宿題もやってないとか言わんよね?と問いかけると、ほとんどの生徒がノータッチです。

1日の学習時間が0という子ばかりで、「大丈夫なのか、この国は」と真剣に憂いてしまった。

 

ところで、なぜか、目次が変だね。なんで、最初のページに全部表示されないのか。原因を探ってみたけれども、まったくわかりません。

目次を撤廃しました。

 さて、再開して予定した授業の内容をやれるかというと、2週間、学習していない子もいるわけだから、頭の体操的なものを行っていく必要があるな、と感じました。いわばリハビリです。

そこで、英語の過去形の不規則変化を新2年新3年生にはやらせることにします。こちらは、下の記事でシェアしたものそのものです。

【英語】動詞の過去形・不規則変化の練習【新中2用】

まずは、発音から。

私が原形・過去形を言ったら子供たちが続くようにして、まずは10~15単語。次は原形を言ったら子供らは過去形を発音する、というように練習していきます。ともかく、書くよりも先に発声させていくようにしました。

最初の50分は、これで終了。休憩を入れて換気します。

あ、そうそう。授業中は教室を密室にしないように、ドアは開けておきますし、教室に空気が循環するように、教室の隣の部屋の窓は開けておきます。

また、eトレで、共用のパソコンを生徒が触りますから、子どもたちには皆ポリ手袋を用意してもらいました。もちろん、消毒液も入り口にはおいてあります。

ポリ手袋の用意は殆どOK。マスクも持ってこない、手袋も持ってこない、という子もいます。そして、そんな子は消毒もしません。こちら側からいちいち消毒した?と聞かないとできない子です。……一応、中学生なんですけどね。

再開するにあたって、徹底したのはあとは、文具の貸し借りをしないこと。ですね。それと、子供たちが触りそうな場所にはサランラップを巻いています。ドアノブ・マウスや、キーボード。リモコン、タイマーなど。ポリ手袋を持ってこない生徒もいるので、これは必要です。もちろん、授業後は廃棄です。塾の入り口から教室内部まで直接接触しないよう心掛けてはいますね。それから、教室内には加湿器を炊いています。

私のところでは、スギ花粉がえらく飛散する地域ですから、予め備蓄している家庭が多いようです。まだ、マスク不足だという生徒が出ていないのは幸いですね。でも、マスクはそろそろ、足りない生徒も出てくるだろうから、なかった場合はバンダナやハンカチで「山賊ルック」しようと言ってあります。

私自身も手持ちのマスクが心もとなくなっています。キッチンペーパーマスクか、ハンカチか。マスクはいつ頃店頭で買えるようになるんでしょうね?