こんにちは、まっちゃあずきです。
トップページにも記載してありますが、現在、ワタクシはリハビリ中であります。
とはいえ、リハビリ中心の生活から脱却し、以前の生活を取り戻しています。ただ、普通に歩けるようになるまで半年から1年、だそうです。
現在、4か月が経過しスタスタとは言えないまでも、片足をびっこひきながら歩けてはいます。階段は片足ずつなら昇降できます。手すりがないとダメですが。
私が骨折したのは右足首です。転倒した時に、右足が固定されており、体の向きと足の向きが真逆になった結果、足首周りの三方向をバキボキッとやりました。
救急外来で診てもらい、町医者を紹介され、翌朝、紹介された町医者に行くと、こんなの町医者レベルじゃ手に負えないと、再び市民病院を紹介され、結果、緊急手術即入院という流れです。
時代が止まっている日本
さてさて、重症骨折で手術し、一ヶ月近く入院をしていて非常に困ったことがありました。
それは、病院にwifiが通っていないこと。
これにはまいった。なんでかっていうと、コロナ下での病院は身内すら来訪を禁止しているから。
洗濯物の替えや不足している何かを持ってきて、と気軽に言えない状況です。必要なものがあったら看護師さんに言う。看護師さんが家庭に連絡。いつ来るかを確認し、それに合わせて玄関まで看護師さんが取りに行く。
まあ、こんな手順を初めに説明されましたが、看護師さんは交代の時にしかやってきません。検温と食事の準備のときぐらいしか顔を合わせない。更に、折りしも、熱中症なのか、ひっきりなしに救急車がやってくる音がする。私がいたフロアは整形のはずなのに、気づけば熱中症患者が出たり入ったり、はたまた、お年寄りの介護をしている部屋が隣にあったりと、病院の中はてんやわんやだということが見て取れた。
というわけで、多忙な看護師さんに自分のことで手を煩わせるのは、と結局、スマホで自宅に連絡し、守衛さんに荷物を預けてもらって、看護師さんの他の序にとって来てもらうということを繰り返していました。おかげで、家族と顔を合わせたのは手術以降は退院日だったよ。1っか月後だよ!そんな感じで、様々な連絡含め、あっという間に通信料は制限を超えた。
なおかつ、病院というのは消灯が21時なもので、夜の時間が長いったら!ネットに依存するよね!
とにかく、wifi環境がないのは本当につらかった。
手術後直ぐとは言えないまでも、一週間くらいで車いすにて病院内をウロチョロし、売店へ行ったりスマホを使用していい区域へ行ったり、車いすのまま、洗面台を使用して洗髪をしたり。売店に行けるようになると、1階フロアの自販機でコーヒーを購入し、水筒に詰め替えたり。
ただ、あれだね。
病院の売店っていうのは、100均を加えてもいいんじゃない?って思うね。病院の規模の割に、キオスク並みの商品しかないんだもんよ。入院患者の欲しいものがそこにはない。身内に外部から持ってきてもらうしかないっていうのは、どう考えてもないわ。独り身の人だったら誰がやってくれるよ?もう少し、そのあたりを整備してもいいんじゃないか。
時代が遅れている、というよりは昭和で時代が止まっている。
もちろん、精密な機械があるから、wifiは全フロアは無理にしても、もう少し、なんとかならないものか。入院患者の必要なものが取り寄せられるシステム、など家族の善意でどうにかする、看護師さんたちの人海戦術に頼るじゃなくて、看護師さんは医療にだけ従事できる環境が必要だと痛感している。
自分がいた病院だけがそうではないのだろうとは思うけれども、地域の総合病院は大体がこんなものだろうとひそかに思う。地域の総合病院を削りに削ってきたツケが、今、廻ってきている。
自戒のためにも書いておく
ここから下は辛口なので、読まなくてもいいです。自分のために書いていくので。
日本社会はつまるところあの時代と変わっていない
此度のコロナは、確かに災いである。ただ、転んでもただでは起きないとでも言えばいいのか、これを切っ掛けに高度経済成長時代から何ら変わっていない日本社会の様々を大きく転換することが必要なんだろう。
人海戦術に頼っているのは医療現場だけじゃない。教育だって、営業職だって、なんだって「人」に頼りすぎている。頼っているくせに、使い捨てする。ただ捨てるんじゃなく、使い潰しして捨てていく。そんな会社が増えた。「派遣」を認めた小泉政権がもたらした弊害でもある。
災害が起きるたびにボランティアに頼っているのも甚だ疑問だ。いや、自衛隊がいるじゃないかと反論する人は、仮に日本が戦時下だったらどうするのか。戦時下に災害が起きないとはだれにも言えまい。自衛隊を糾弾する癖に、いざとなったら頼っている人間にも物言いたい。
まあ、それは置いといて。
人々の善意での行為には本当に頭が下がるし、敬服している。真っ先に動けるというのは、本当にスゴイことである。ただ、行政はそれに胡坐をかいていてはだめだ。先にシステムを創れ。
日本は、何かコトが起きてからでないと動かない。だから、常に後手後手だ。危機管理を重視すべきだ。特に、行政は。
何となく、行政側の判断や対応を見ていると、この国は大東亜戦争の時からまるで変っていないんじゃないかとさえ考えるようになった。
国家総動員法や竹槍でB29を落とせ、と言っているのと自粛せよ、は=じゃないまでも根っこにあるのは同じなんじゃないかって漠然と思う。自粛して、個をつぶすだけで、大局は変えず。国としての指針を示さず、あくまでも責任を個人に持たせる。そんなところが。
世界を変える渦に巻き込まれているが未だ呑み込まれてはいないんだ
サービス業界はもっと厳しい。エンターテインメント関連は今後も倒産・失業が増える。飲食店や観光業界だけではないのだ。芸能、プロスポーツ、映画館、ショッピング関連サービス。教育サービスだって他人ごとではない。
人を集めてお金を落とさせる方式は死んだ。ならば、何を、どう、変化させればいいのか。
外出自粛の影響で、ダメになった企業と飛躍を遂げた企業がある。飛躍したのは、日本で独自に生まれたものでないところに、この国の限界がある。今、私たちに欠けているのはオリジナリティー。そして、成し遂げるバイタリティー。
考える時間はたっぷりとあった。自塾のこと。家族のこと。今後の身の振り方。人生について。国際情勢、日本のこと、様々なことが頭の中に浮かんでは消える。どれもこれも中途半端に結論も出ないままで、浮かんでは消えてゆく。
ただ、私がわかることは、今我が国は、一大変革の潮に巻き込まれているのだから、思い切ったことをやっていかないと只飲み込まれて終わってしまうということだ。「前例」だとかそんなものに捉われている暇はないのだ。
自戒のためにも記しておく。