塾に未来はあるのか? ①

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昨年(2018年)の国内倒産件数最多の業種が学習塾であったことは記憶に新しいですよね。
業界用の雑誌などでも「生き残り戦略」の特集が多くなっていますしね。

かくいう私の塾もれっきとした個人塾なわけで、他人ごとではありません。昨年度までは学年ごとの集団授業を行っておりました。自分で言うのも…ですが、評判がよく、だいたい50名前後の生徒さんをあずかっていたわけです。

塾を開いてから10年はそれでやっていたんですが、5年ほど前からゆるやかに生徒が減少していきました。

まず、小学生が入ってこなくなり、次に新中1が春に入塾する生徒が減っていき、夏を過ぎた後から入塾するようになりましたね。

そういう生徒は底辺層ですから、集団授業にもついてこれません。結果、成果があまり出ない。親が思ったほどの成果もない、となれば塾に行かなくてもいいだろ、となります。

悪循環の始まりです。

そして、昨年スタート時はついに中3が10名、中2が4名、中1が3名、小6が1名という人数です。中3が抜けると、家賃が払えない。コピー機などのレンタル料が払えない。さて、年貢の納め時か?と正直、塾を閉める気持ちでいた一年でした。

塾をたたむのであれば、たたみ方というものがあると私は思います。他塾を紹介するにしても、こちらの都合である以上、入学金などが負担にならないように、相手の塾さんと話をつけたり。他塾に行かないにしても、少なくても自立学習ができるようにしてあげたい。そんなことをつらつらと考えていたわけです。

さて、そんな思いを悶々と抱えながらいた2018年の冬期講座中、ある通知を発見しました。
「スマイルゼミ」の案内でした。

つづく