こんにちは、今回はどうやって塾の授業としてスマイルゼミを取り入れるか、その方法を書いてみます。
いろいろ試行錯誤しながらも、ああ、これだなと確信したのでやっとお伝え出来ますね。
もちろん、普段の授業にも活用できると思いますので何らかの参考にしてください。
1回のレッスンは2.5時間。50分×3とします。
初めの50分でインプット。
次の50分×2はアウトプット。
スマイルゼミは、このインプットに使用します。
徹底的にトレーニングを活用する
スマイルゼミには毎月月の配信以外に、他学年内容を網羅したトレーニングと暗記カードがあります。特に学年途中で入塾した生徒や、中3などには有効だと思われます。
トレーニングはビデオで解き方や考え方を解説してくれる科目や内容がほとんどなので、これを利用しない手はありません。
全科目を1つずつ一周するようにします。
国語は「漢検ドリル」を利用して小5~中1までの書きを中心に、英語は文法。意外と中1レベルの英文法ができない生徒がちらほらいます。数学や理科については満遍なく、自由に生徒に選ばせる。
社会は、以前にも書きましたが、トレーニングでは歴史が不足なので、暗記カードのほうをやらせます。
A判定が出ない場合、ビデオで解説を見た後で再チャレンジ。
と、まあ、一周終わるころには30分は経過していますから、あとは各自、好きな内容を自由にタブレット学習です。
中3の場合は、「入試対策コース」があるので、夏以降たまりにたまった入試対策をやらせていきます。
中1や中2も終わり切れていない配信をやったり、冬休み配信の「学年末攻略」という名の二学期の英数復習をやったりと様々な体で学習をしています。
アウトプットはeトレで。
休憩をはさんで、2コマ目からアウトプットの時間です。うちの塾ではeトレを開業当初から入れておりますが、これは本当に使えるツールですから、ぜひとも機会があったら検討してみてほしい。
冬の講座は希望制なので、別途に申し込みをしてもらうわけですが、その際、どういった内容でやっていきたいのかを生徒に選んでもらっています。個人別にプログラムコースを組んでいる生徒もいます。今回は中3生向けのプログラムの紹介をしましょう。
「公立入試対策」「難関入試対策」などそろっています。(国語は残念ながら、入試対策はありません。)
これをトレーニングの要領と同じなのですが、5教科一周させます。
「入試の英単語」①「入試の英熟語」①「公立入試対策A」の①を英数理社。国語は「思考・読み取り」①といった風に。
それぞれ、1つの科目で60~90分程度かかります。よって、一周終わるのに2日~3日かかります。
Aシリーズの場合は比較的難易度が低い問題中心です。数学を例にとってみましょう。
ステップ1が小問集。ステップ2は関数。ステップ3は証明問題と3つのパートに分かれています。数学が苦手で、という生徒にはステップ1のみやらせていきます。この部分だけで、静岡入試の場合、6割です。十分なんです。
理科の場合は、分野別になっていてステップ1が物理。2は化学。3は生物。4は地学。
社会も分野別ですね。1は地理。2は歴史。3は公民。
さて。これで、全く太刀打ちできない生徒というのは必ずいるものです。
弱点補強をさせていきます。
タブレットでもeトレでも、どちらでもいのです。
短時間で終わるタブレットのほうがお勧めではありますが、ここでじっくり腰を据えて何とかしたい、という生徒にはeトレでその単元の初めから学習しなおしをさせていきます。
逆に、ガンガン進んで行ってしまう生徒のほうがよくない傾向がありますね。わかっていないのにもかかわらず、とにかく先に進みたがる傾向です。そこは、教師が止めて指示をしていく必要があります。
国語の「思考力・情報の読み取り」というのは、スピーチ原稿やインタビュー記事を通して、表現や敬語などの問題が出題される「あれ」です。ついでに作文を書かせる問題もありますから、やっておいて損はありません。採点は教師がします。
まとめ:講義は必要なし
大体、こんな風にして冬期講座を進めていきました。何となくでも伝わりましたでしょうか。
講義?全くノータイム。
必要なことは殆どスマゼミとeトレのラーニングがやってくれる。多少、不足している部分とかをフォローするくらい。
何度も言いますが、授業の準備もなく、私史上最高に楽な冬期講座でした。
参考になれば幸いです。