拠点は松江にするのが最適解
島根県は東西に長く、西に世界遺産の石見銀山。東に日本三大名城の松江城。その中間に出雲大社が位置します。
歴史好きにとってはどこも一度は訪れたい羨望の地。
そして、今も神々がおわすことを肌で感じられる神話の地。
ここを訪れるのなら、テーマを決めてしっかり予定を立てておかないと勿体ないことこの上なし。
と、いうことでクルマで行く出雲。二泊三日は最低ほしいところ
自分は2019年3月29日から4月1日にかけてのクルマ旅で訪れました。
静岡から松江まで高速を使っても12時間の超ロングラン。
車中泊をする予定でしたが、もう、へとへとになり、
体力の回復のために急遽、宿をとることに。そして、それが大正解!
ゲストハウスKITATONOは超おススメ
春休み中で、当日予約。あるんかいな?と思いつつもスマホからさがすと、すぐにゲストハウスKitatonoがヒット。
素泊まり3000円とリーズナブル。
速攻、予約。この際、体力が回復できればいい。贅沢は言わん。
と無理やりに自分に言い聞かせて出雲から松江に進路を変更。でも、これがいい意味で誤算。
ゲストハウスKitatonoは超優良物件でござった。
ここは、松江城まで徒歩3分程度、駐車場付きという絶好の立地
2018年にオープンしたばかりで、まだあまり知られていないのだろうと思われます。
もとクリーニング店を改装。うん、古民家カフェに近い感じですね。
ドミトリーハウスなので、一部屋6人の相部屋です。
寝る場所は、もともとは押入れだったところに布団を引いて突っ張り棒でカーテンを引いてって感じなので、年配の方にはつらいかも。うっかりおならしたらどうしよう?って感じ。
はい、こんな感じ。
御覧の通り、プライバシーはほぼなし。
個室もあるようでしたが、そこは満室。
日本人向けというよりかは外国人客向けの宿です。
お風呂はなく、共同のシャワーが一つ。
Wifiが無料で使えます。
水回りも十分きれい。(勝手にコーヒーやお茶を入れてOK)
ちょっと、入り口が分からなかったのが難点。
交差点わきにある駐車場に停めて、奥へ30秒なんですが、1900過ぎに到着した自分は30分ほどウロウロしました。
オーナーは向かいのエスニック料理店を営むご夫婦のようで、朝食500円でそこの料理を食べることができます。
エスニック料理が好きな方はたまらないんじゃないでしょうか。トーストとサラダに卵焼き(?)ベトナムコーヒー(またはシナモンティー)です。
さて、何がいいって、松江市内観光するのに絶好のロケーションなんですよ!このKitatono ゲストハウスは!
24時間の出入りが自由。また、自転車を無料で貸してくれます。
私は、朝7時ごろから自転車を借りて松江城周辺を一周してきました。
自転車に乗るのは30年ぶりで、すこしふらふらしましたが、山陰の朝の新鮮な空気を思い切り吸い込んでお堀に沿って走る自転車は思いのほか楽しい。
そして、松江という場所のいたるところに水路が張り巡らされていてベネチアのようだなあと思いました。
この感覚はクルマ旅では味わえないですよね。あとで、「日本のベネチア」と呼ばれていることを知り納得。
自転車でぶらり観光の間に「小泉八雲記念館」が開場しました。小泉八雲旧邸に隣接。8時を回ったようです。
八雲は子供時代に英訳「古事記」を読んで来日したほどの大の神話好きですから、松江に住んだのもうなずけます。
早速中へ。
所要時間30~40分。
こじんまりした、だけども八雲の人となりを知ることができるエピソードがふんだんに展示されており、松江の人から愛されているんだなと感じる記念館でした。
そういえば、私の地元にある焼津も八雲記念館があります。
今度、訪れてみようか。
その後は、宿の朝食をとり、チェックアウト。そのままクルマを置かせてもらって、松江城天守閣へ。
徒歩3分。もういちど、言いますよ。松 江 城まで徒 歩 3 分
この日はせっかくの「桜祭り」だったのに、松江城についた途端、大雨になってしまいました。ああああ。
天守閣の前で記念撮影されていた花嫁さんがずぶ濡れに!
桜祭りで出店もたくさん出ていたのに…。ステージイベントや松江城の武将隊もみな、雨宿り。
武将隊のステージ楽しみだったのに!と嘆きつつ、松江を後にすることを決めました。
もう一泊するか悩みましたが、本日は車中泊をする予定なので断念。

ゲストハウスKitatono は、チェックアウト後も駐車場にクルマを置けるので気軽に松江市内観光ができます。
クルマ旅でネックになるのが駐車料金。チマチマ払っていると結構な金額になりますよね。
松江市内を観光するのなら、車中泊より断然お得なお宿ですよ。
車中泊スポットがないとき、または、天候不順で車中泊するのに厳しいと思われるとき、
私のように車中泊する体力や気力がないとき、急な体調不良のときなどは
無理せず宿を利用されるとよいと思います。
出雲まで約1時間程度(宍道湖北回り)なんで、出雲大社そばのホテル旅館は軒並み高いことを思えば、拠点は松江においとくのが最適解だと思われます。
では、次から観光ルートをご紹介。