歴史好きのクルマ旅:出雲編②

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【松江出発】1日ルートのご紹介【出雲大社前で車中泊②】

ワタクシ、まっちゃあずきの今回の旅の目的は、ずばりスサノオノミコトを巡ること、でした。

スサノオがわかれば、出雲がわかる。出雲がわかれば古代日本の成り立ちがわかる。

と信じてやまない自分にとって、此度の出雲行きは念願の!念願のクルマ旅でありました。

 

すべてが分かるなんておこがましい。

でも、古代の息吹だけでも肌で触れたい、感じたい。

ネットで調べればすぐに出てくる情報でも、地理感・空気感はその場に行かないと無理。

 

そう。謎だらけの出雲。なぜ、出雲だったのか。

八岐大蛇って首が九じゃないの?なんで、八つ首なの?なら七岐じゃん、あれ、そうすると九頭竜がヤマタノオロチの正体だよね?

九頭竜神社と関係あるの?

国引き神話ってなんなのか。

スサノオって「スサ」の「王」なんじゃないのか。

大国主はなんであんなに沢山の名前があるのか。

大社で鎮座する大国主が正面を向いていないのはなぜなのか。

そして、大国主と一緒に国造りに邁進したはずの少彦名命が出雲には祀られていないという謎。

 

まあ、いろいろと謎が多くて、考えるだけでワクワクしますよね。ロマンです。

ワタクシは歴史学者じゃないので、とんでも歴史が大好きです。はじめに申し上げておきます。

だから、学説がどうたらこうたらはわかりませんし、誰々の説で~なんてのも知りません。

単なる歴史好きが、旅の中でいろいろと妄想したっていいじゃない!ってな感じで進めますから、合わないと思ったら「はいはい。頓珍漢なこと言ってるね」と軽く躱してください。

では、この日、私がたどったルートをご紹介。

地図の写真はバイタルリードさんからお借りしました
  • 松江市内散策(自転車)八雲記念館~松江城(徒歩)
  • ~八重垣神社(地図12)
  • ~神魂神社(地図35)
  • ~八雲立つ風土記の丘(35と2の間)
  • ~熊野大社(地図8)
  • ~須賀神社(地図10)
  • ~玉造温泉(入浴)
  • ~道の駅秋鹿なぎさ公園(宍道湖北回りフォーゲルパーク横)
  • ~道の駅大社ご縁広場(地図24の南)で車中泊

おお、結構なボリュームですね。

ということで、松江城を出発したあとに向かったのは一番近い八重垣神社です。

結婚発祥の地で恋愛成就のパワースポット八重垣神社

松江市内から約15分。到着は10時ごろ。松江城では大雨だったのが小雨になっていました。

スサノオノミコト(以下素戔嗚)の伝承で最も有名なのがヤマタノオロチ退治。

その際、生贄として捧げられるはずだったのが櫛稲田姫(櫛名田比売命ともいう)。

素戔嗚が大蛇から姫を隠した場所。森の大杉の周囲に八重垣を囲って隠したから八重垣神社。

うん、わかりやすいね。そして、確かに杉の巨木が鏡の池のそばにドンっと大きな存在感を放って立っておりました。

大蛇退治のあと、素戔嗚が姫と結婚して住んだ場所でもある。ということで、ここの主祭神は素戔嗚と稲田姫。

写真の鏡の池は、恋占いで有名な場所。神社の奥宮にあります。

社務所で100円支払い、池に浮かべる紙をもらってきましょう。私は先に池に行ってしまったので、占いはできませんでした。残念。引き返すべきかな?と思ったけど、次々と観光バスが入ってきて(しかも乗客はみな若いお嬢さん方)、混みあってきたのであきらめました。

占いは、社務所でもらった紙を池に浮かべ、その上に10円(または100円)を静かにのせます。池のそばで紙が沈んだら、近くにご縁が。

遠くで沈んだら遠方にご縁が。

沈む時間が速いか遅いかでもご縁が結ばれる時期がわかるのだとか。

 

また、池に浮かべられた紙に水がしみこむと、文字が浮かんできます。一人一人違うので、おみくじのようですね。

これは、今の自分に必要な助言なんだそうです。ああ、やっぱりおみくじだ。

縁とは、恋愛だけでなく、お金の縁(そういえば日本のお金はエンですね)や仕事の縁、人との縁などさまざまな縁があるわけで。

また、縁結びだけでなく、夫婦円満、子授・安産、除災招福、諸願成就だってあるんです。若い女性に大人気なんですが、お嬢さん方に独占されるのはもったいないほど静かで美しい神社です。もっと皆さんも参りましょうよ。

 

私もリベンジにもう一度訪れますよ。というのは、ここの宝物殿を見るのを忘れたからでもあります。

ここの宝物殿では、素戔嗚・稲田姫などの壁画が直に見られるんだって!

重要文化財なのに!

ケース越しでなく!

直に!

いやあ、事前の調査を怠ったツケ。結構、見逃したり、やり残してしまったことが今回は多くてしょんぼり。

参拝や占い、宝物殿などを堪能するなら所要時間は1時間程度は必要ですね。

そして、ここから行く先々にこんな立札を見ます。

おいおい、八雲ったらどんだけ古事記推しなんだと思わせますよね。

 

ちょっと小泉八雲さんに親近感を持ったり。

ということで、時間が来たので今回はここまで。

1日ルートの案内と八重垣神社編でした。

次は大失敗の話を書きたいと思います。もう十分に八重垣神社で失敗しているんですが、それがとてもかわいく思える失敗です。